NFTを初めて購入する方向けに、OpenSea(オープンシー)というウェブサイトでのNFTの購入方法をわかりやすく画像付きで解説します。
OpenSeaは、日本語に対応していて使いやすく安全なNFTマーケットなので、これからNFTを集め始めるという初心者の方でも安心して利用することができます。
- OpenSeaでNFTを購入する準備
- OpenSeaでNFTを購入する方法
NFTを購入する場合、日本円や米ドルではなく、暗号資産のETH(イーサ)という通貨で支払うのが一般的です。
ETH(イーサ)を買ったことが無い方でも、NFTを購入することができるように、NFTを購入するよりも前段階の、暗号資産の購入方法から詳細に解説していきます。
OpenSeaでNFTを購入する準備
暗号資産取引所で ETH(イーサ) を購入する
イーサリアムブロックチェーンで発行されるNFTを購入する際には、ETHという暗号資産で支払い、NFTを購入するのが一般的です。※稀に別の暗号資産で支払う場合もあります。
まだ暗号資産を持っていないという方は、まずは暗号資産取引所の口座開設から始めましょう。
下の記事では、わたしがおすすめするGMOコインでの口座開設方法を解説しています。手順どおり進めることで、最短10分で口座開設が完了します。
口座開設が完了したら、今度は暗号資産のETHを購入します。
暗号資産の購入方法については、下の記事でわかりやすく解説しています。
OpenSeaでNFTを購入するための暗号資産、ETHを準備できたら、次のステップに進みましょう。
メタマスクという暗号資産ウォレットを用意する
NFTを購入するためのETH を準備できたら、今度はNFTを購入するために必要な、メタマスクという暗号資産のウォレットを作成しましょう。
GMOコインなどの暗号資産取引所では直接NFTを購入することができないため、このような暗号資産のウォレットを別途用意する必要があります。
まだ作成していない場合、以下の記事で解説していますので、ウォレットを作成しましょう。
メタマスクを開いて、下の画像の状態になっていればウォレットの用意はOKです。
この画像はスマホのもので、パソコンだと表示が若干異なると思います。似たような内容が表示されていれば問題ありません。
ウォレットの作成ができましたら、準備の最終段階のステップに進みましょう。
メタマスクに暗号資産ETH(イーサ)を送金する
暗号資産取引所を開き、購入しておいたETHをメタマスクに送金します。
ここでは、わたしが普段利用しているGMOコインでの送金方法を解説します。
その他の暗号資産取引所を利用している場合でも、同じような手順で送金が行えると思います。
メタマスクのウォレットアドレスを送金先に登録する
GMOコインのホーム画面より、「預入/送付」を選択しましょう。
銘柄選択で、ETHイーサリアムを選択します。
預入のタブに自動的に行きますが、一つ横の送付タブに移行しましょう。
ここで、イーサリアムの宛先リストという欄の少し下にある「+ 新しい宛先を追加する」を選択します。
GMOコイン以外 →プライベートウォレット(MetaMaskなど) → ご本人様
の順に選択し、「宛先情報の登録画面へ」を選択します。
メタマスクのウォレットアドレスをコピー&ペーストする
ここで一度メタマスクを開きましょう。
メタマスクから、ウォレットアドレスをコピーします。
下の画像の赤い四角の部分をタップすることで、ウォレットアドレスがコピーされます。
GMOコインのアプリに戻り、宛先名称(なんでもOKです!)とメタマスクからコピーしたウォレットアドレス(0xから始まる40桁の数字)を入力すれば完了です。
その後、ウォレットアドレス等の登録内容が正しいか、GMOコインの審査が入ります。
審査が無事完了したら、完了メールが届きます。
GMOコインから届くメールはかならず確認するようにしましょう。
GMOコインからメタマスクにETHを送金する。
GMOコインにメタマスクのウォレットアドレスの登録が完了したら、今度はGMOコインからメタマスクへETHを送金します。
ホーム画面を開き、「預入/送付」を選択します。
銘柄選択で、ETHを選択します。
送付のタブを選択すると、登録が完了したウォレットアドレスが表示されていますので、選択します。
宛先情報の確認で内容に間違いがないことを確認した後、送付内容を入力しましょう。
ETHの送付数量と送付目的を入力し、SMSでの2段階認証を行います。
最後に、送付内容の確認を行い、2つのチェックボックスにチェックを入れ実行すれば送金手続きが完了となります。
GMOコインでは、GMOコイン利用者からの送金申請をある程度まとめて、一括で送金します。
そのためメタマスクに着金するまでに30分ほど時間がかかる場合がありますが、気長に待ちましょう。
ここまでの内容にわからない事があれば、お問い合わせから質問をお気軽にどうぞ!
メタマスクをOpenSeaに接続する
ここから、パソコンとスマホですこし作業が分かれます。
パソコンの方は、以下のリンクからOpenSeaにアクセスしましょう。クリックしてください。
スマホの方は、以下のURLをコピーしたうえで、メタマスクを開きましょう。
https://opensea.io/ja
メタマスクを開いたら以下の画像の赤枠部分をタップします。
このコンパスマークは、メタマスク内のブラウザです。
上部のURLの部分に、コピーしたOpenSeaのURLを貼り付けてアクセスすればOKです。
スマホをお使いの方はOpenSeaに限らず、ウォレットを接続する必要があるものは、すべてメタマスクのブラウザからアクセスすることを覚えておきましょう。
ここからはパソコンとスマホ同じ作業です。
ETHを入金したメタマスクのウォレットをOpenSeaと接続します。
ウェブサイト上部にあるLoginを選択します。
つぎに、どのウォレットを接続するか確認されますので、MetaMaskを選択しましょう。
署名を求められますので、URLがhttps://opensea.ioで間違いないことを確認してから署名をタップします。
下の画像の状態になれば、メタマスクとOpenSeaの接続ができました。
NFT購入前にこの作業をしておかないと、どのウォレットでNFTを購入するのかわからないため、OpenSeaを利用することができません。
最後に、下の画像のように自動的にポップアップが表示されると思いますが、Accept and signを選択すればOKです!
メタマスクをOpenSeaに接続できたら、次に進みましょう。
Opensea(オープンシー)というNFTマーケットでのNFTの購入方法をわかりやすく解説していきます。
NFTマーケットはOpenSeaのほかにも、MagicEden、Blur、Rarible、X2Y2などありますが、OpenSeaが一番使いやすいのでおすすめです。
NFTを購入する場合、初心者の方でもかんたんにNFTを購入することができるOpenSeaの利用がおすすめです。わたし自身も、NFTを購入する際には9割以上OpenSeaで購入しています。
購入するNFTを見つける
購入するNFTはもう決まっていますか?
買いたいNFTがある場合には上の検索窓にコレクション名を入力して探してみましょう。
まだ購入するNFTが決まっていない場合にも、いくつかおすすめの方法があります。
ランキングから探す
OpenSeaトップページ上部にある統計から、取引が盛んなコレクションの一覧が見れます。
スマホの方は、右上の3本線をタップすれば、統計のリンクが表示されます。
アクセスした直後は、直近1時間で何ETHそのコレクションが取引されたかという「出来高」でソートされていますので、その一覧の上位にいるコレクションはとても人気があるということです。
人気なNFTは取引が盛んです。特に、ブルーチップと呼ばれる人気かつ高級なコレクションは、常にランキング上位に居座っており、この探し方がベストでしょう。
NFTの種類から探す
ゲームアイテム、メタバースの土地、音楽、写真、PFPなど様々な種類がありますので、ほしいジャンルのNFTを中心に探してみるといいでしょう。
PFPはProfile Pictureの略で、SNSなどのプロフィール写真向きなコレクションを指します。
SNSで探す
個人が販売するNFTを購入する場合には、この探し方が一番おすすめです。
SNS(とくにX)では、NFTを販売したいクリエイターが出品を知らせるポストしている場合が多いです。
これはわたしが作成したコレクションですが、こんな形でポストしている場合が多いので、探してみると面白いと思います。
買っていただけるとうれしいです!!
NFT購入前にワンポイント!
NFTを、長期間保有する目的で購入する場合、メタマスクとは別にもうひとつウォレットを用意することが望ましいです。
なぜかというと、メタマスクはハッキングやマルウェア感染などによって資産が盗まれる可能性が高いウォレットだからです。
メタマスクは、一時的に使用する場合には便利ですが、長期間保管する用途には向いていません。
大事な暗号資産を長期間保有するのであれば、ハードウェアウォレットという種類のウォレットをひとつ購入することをおすすめします。
ハードウェアウォレットは有料で、約15,000円前後から、高いものになると7万円ほどするものもあります。
購入する場合、Bluetoothでスマホにも接続できるなかで最安モデルの、Ledger Nano Xがおすすめです。
より詳細に知りたい場合は以下の記事で詳細に解説しています。
それでは、OpenSeaでのNFTの購入方法を解説していきます!
OpenSeaでNFTを購入する方法
NFTを購入する
購入するNFTが決まったら、まずはカートに入れましょう。
次にカートを確認し、今回購入するNFTが入っていることを確認したうえで「Comprete Purchase」をクリックしましょう。
メタマスクに表示されている内容を確認し、代金とガス代の支払を完了すればNFTの購入が完了します。
NFTを購入する際のワンポイント!
暗号資産のウォレットは、いろいろなところに署名する「取引用ウォレット」と、保管に徹する「保管用ウォレット」の2つ用意し使い分けることが理想とされています。
詐欺サイトなどで誤って署名してしまった際などに、盗まれる資産を取引用ウォレットの中身のみに限定することができ、被害を最低限に抑えられるためです。
こういった事情をOpenSeaの運営側でも当然把握しているため、便利な機能が実装されています。
ETHを取引用のメタマスクのウォレットから支払い、NFTは保管用ウォレットに直接送ってもらうことが可能となっています。
そのため、NFTを購入するよりも先に、保管用ウォレットを用意することをおすすめしています。
保管用のウォレットを作ることのメリットに関しては、以下の記事で詳細に解説していますので、以下の記事を読んでみてください。
NFTを別の保管用ウォレットへ送ってもらう方法はとてもかんたんですので、画像付きで解説します。
OpenSeaで購入することに決めたNFTを、まずはカートに入れましょう。
下の画像のボタンから直接購入してしまうと、受取先に保管用のウォレットを指定することはできません。
カートに行き、「」から、カート内のNFTを送る先のウォレットを指定しましょう。
ウォレットアドレスを間違えたまま購入してしまうと、保管用のウォレットにはNFTが届きません。間違っていないことをしっかり確認してから購入しましょう。
アドレスに間違いがないことが確認できたら、購入すればOKです。
この手順でNFTを購入することで、ETHを支払うウォレットと、NFTを受け取るウォレットを分けることが可能です。
ENSというサービスを知っていますか?
ENSはウォレットアドレスを、任意の文字列に置き換えてくれるサービスです。
NFTの購入時や、送金の際にウォレットアドレスを間違える心配が無くなります。
ENSは有料のサービスで、年間5ドルほどの費用がかかりますが、利用することをおすすめします。
わたしの場合「shino.eth」というENSを取得して利用しています。
shino.ethを受取先のウォレットアドレスに入力してNFTを購入することで、「0x」から始まる42桁のウォレットアドレスを指定することなく、保管用のウォレットアドレスにNFTが送られます。
これはメタマスクから暗号資産を送金する時などにも使えますので、ひとつ取得しておくことをおすすめします。
ENSの取得方法については、以下の記事を読んでみてください。
まとめ
ここまで記事を読んでくださり、ありがとうございます!
この記事では、NFTをまだ購入したことが無い方向けに、以下の内容ををざっと解説しました。
- 暗号資産の購入方法
- NFTを購入するまでの流れ
無事、NFTを購入することはできましたでしょうか。
記事の内容などでわからないことがありましたら、お気軽にXのやお問い合わせからご連絡ください。わたしがわかる範囲であれば、お答えします。
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